2016年2月25日木曜日

NTT技術史料館に行ってきた

博物館シリーズ第6回、NTT技術史料館です。

 

西武新宿線 東伏見駅から徒歩約15分、NTT武蔵野研究開発センタの中にある地下1階地上3階の大きな史料館です。めずらしく館内撮影OKです。

入ると、まず受付で名前を書きます。無料でタブレット端末とヘッドホンを借りることができました。これで館内の解説ビデオなどを見ることができます。


この史料館では、各階に「歴史をたどる」と「技術をさぐる」という2つのブースがあります。「歴史をたどる」は下の階から見ていくと時代の流れに沿えるようになっており、「技術をさぐる」はテーマごとの展示です。

ただし唯一地下1階には「技術をさぐる」ブースが無く、1800年代半ばから1960年代頃までの機器が主に展示されていました。下の写真は戦前の写真電送の機械。


1階には体験コーナーもあり、昔の電話機やモールス電信初号機(レプリカ)に触れることができます。モールス電信機は残念ながら「調整中」でした(下の写真)。



「技術をさぐる」コーナーでは巨大な電話交換機に圧倒されます。

このような電気機器だけでなく、タワーの形式から地下にケーブルを通すためのパイプまで網羅した幅広い展示を行っています。


下の画像は、かつての長崎無線電報サービスセンタの通信室を再現したものです。ハイモンドのHK-808という電鍵がおいてありました。

この史料館は、これ以上写真を載せるとキリがなくなるくらい広くて展示物も豊富なので、真面目に見学するとかなり時間を使うことになりそうです。私は急ぎ足で見て回りましたが、ちょうど2時間かかりました。
また、この史料館はNTTの内部向けのものでもあるため、一般の科学館のような丁寧な説明パネルなどは無いということに注意が必要です。


NTT技術史料館の一般公開は毎週木・金曜日の13時から17時までです。予約不要、入館無料です。
公式サイトはこちら: http://www.hct.ecl.ntt.co.jp/

【博物館シリーズ バックナンバー】

1. 海上保安資料館 横浜館 (無線家視点)

2. 千葉県立現代産業科学館 アマチュア無線の展示を見てきた

3. NHK番組技術展に行ってきた

4. NHK放送博物館に行ってきた

5. ソニー歴史資料館に行ってきた











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