tag:blogger.com,1999:blog-46867289499343519732024-03-14T02:13:07.518+09:00JO4EFC/1 の備忘ブログアマチュア無線、BCL、電子工作など。Unknownnoreply@blogger.comBlogger167125tag:blogger.com,1999:blog-4686728949934351973.post-49010531669733111622022-04-16T22:00:00.001+09:002022-04-16T22:01:33.692+09:00音声をデジタル出力できるDSPラジオを作ったSi4734というDSPラジオICを使って、デジタル音声を出力できるFMラジオを作りました。狙いは、Si4734の内蔵DACの代わりにオーディオ用DACを使うことによる高音質化です。Si4734のブロックダイアグラム操作系は最小限で、電源スイッチ・選局モード(メモリ/マニュアル)切替スイッチ・チューニングダイヤル・ボリュームダイヤルのみ。LCDや最近流行りのOLEDディスプレイも使わず、周波数表示はシンプルな7セグLEDにしました。ケースはタカチのYM-150です。音声出力はSPDIF, HDMIコネクタを使った差動I2S, アナログの3系統です。出力切替はなく、常に3系統同時出力です。デジタル出力は標準的な48kHz/16bitです。ダイヤルでのボリューム調整はアナログ出力に対してのみ有効です。デジタル出力のボリューム調整は後段のDACかアンプで行うことを想定しています。上の図が全回路Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-4686728949934351973.post-57176032480639883482022-04-15T23:45:00.008+09:002022-04-15T23:47:39.531+09:00Si5351Aの不審な動作?クロックジェネレータSi5351Aを安く買えて喜んでいたのですが、なぜかマイコンから指定した動作をしてくれず困りました。解決したので書いておきます。症状は以下の通りです。I2C通信をしなくても勝手にクロックが出力されるデータシートにあるアドレス (0x60) でI2C通信ができないリファレンスクロックを27MHzとしたとき、勝手に出力される周波数は CLK0: 53.08 MHzCLK1: 25.918 MHzCLK2: 48.767 MHzでした。Si5351Aとの組み合わせとして標準的なリファレンスクロック25MHzに換算すると、CLK0: 49.15 MHzCLK1: 24 MHzCLK2: 45.15 MHzになります。49.15MHzは48kHzの1024倍(正確には49.152MHz)、45.15MHzは44.1kHzの1024倍(正確には45.1584MHz)で、Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-4686728949934351973.post-1372831481172240372021-09-18T15:38:00.014+09:002021-09-18T21:38:23.523+09:00ES9028PROを使ったDACの設計と製作ESS社のES9028PROを1個使ったオーディオ用DACを作りました。
ESSのDACというとフラッグシップES9038PROが注目されがちですが、ES9028PROは9038PROとほぼ同じ仕様で出力電流だけが1/4となっており、回路設計がやり易いのが嬉しいところです。今回は簡単な非同期のSlave
modeで動かしています。
ケースにはタカチのYM-250を2個使いました。
DACの回路は全て上段のケースに入っています。
下段のケースは電源用です。2個のトロイダルトランスを使い、LM317/337で安定化した3系統の電源(±18V,
+7V)を出力します。
入力はHDMIケーブルを使った差動I2S, USB, 光、同軸の4系統です。
出力は、ケース背面にある3ピンXLRの差動ライン出力と前面の4ピンXLR差動Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-4686728949934351973.post-13532379168696394832021-08-10T22:01:00.357+09:002021-09-26T09:20:56.718+09:00ラズパイで作る小型ネットワークオーディオプレーヤー ラズパイを使って、デジタル出力専用のネットワークオーディオプレーヤーを作りました(下の写真の最上段)。USBメモリやNASに入っている音楽を再生したり、ウェブラジオを聞いたりできる便利な機器です。ケースはタカチのYM-150(150x40x100mm)です。電源ON/OFF以外の操作は全てVolumioを使ってネットワーク経由で行うので、パネルは非常にシンプルです。Volumioについては他のサイトに沢山情報があるのでここでは省略します。↑操作画面はこんな感じVolumioにデフォルトで入っているAllo DigiOneのドライバをそのまま使えるように設計してあります。出力はS/PDIF 2系統(同軸/光)と、HDMI端子を使ったLVDS I2Sの計3系統です。中身はRAM 4GBのラズパイ4と自作のインターフェース基板1枚だけです。ラズパイの上にHATと呼ばれる子基板をUnknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-4686728949934351973.post-218339425275460382021-07-26T23:56:00.002+09:002021-07-26T23:57:54.186+09:00TPA3244×2 D級オーディオアンプ TPA3244を1チャンネルにつき1個使ってステレオアンプ基板を作りました。最近話題のALLPCBの無料基板です。出力LPFのインダクタはデジタルアンプ用として売られているサガミエレクの7G14Cです。表面実装フィルムコンデンサとしてPMLCAPとECHUを使っています。本当はサイズの小さいPMLCAPに統一したかったのですが、入手性の都合で二種混合になりました。回路図は下の通り(クリックで拡大)。ほぼデータシート通りです。2個のTPA3244の13, 14ピンをそれぞれ接続してクロックを同期させています。もっと大きな回路図の画像はこちら→https://1.bp.blogspot.com/-VNH9eNDiwdk/YP7LlTvS53I/AAAAAAAAqVs/_repARn61H0uYUnmXKLhNQt5t3MPB7SxwCPcBGAsYHg/s3162/Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-4686728949934351973.post-70265021794050776192021-06-22T21:11:00.003+09:002021-06-22T21:16:43.097+09:00MMBFJ310の2パラプッシュプルゲート接地アンプ高周波用JFET MMBFJ310を4個使って2パラプッシュプルのゲート接地アンプを作ってみました。約5x2.5cmの小さな自作実験基板にしました。こういった小物の基板をたくさん設計しておき、大物の基板を発注するときに相乗りさせて作るということを最近よくやります。入出力には43材のメガネコア(Fair-Rite 2843000302)を使いました。電源は12Vです。60mAくらい流れますが、FETの温度は素手で触れる程度なので問題ないでしょう。ざっくりとゲインを見てみます。スペアナのTGと入力を直結したのが赤紫のトレース、アンプを繋いで測定したのが黄色のトレースです。1-101MHz0.1-2MHz大体1MHzから12MHzあたりまで平坦に10dB程度のゲインがあります。HFローバンド用ですね。周波数範囲はトランスの材質、巻き数などによって多少調整できると思います。nanoVNAで入力のUnknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-4686728949934351973.post-89377382506275135782021-06-22T00:03:00.004+09:002021-06-22T00:11:26.777+09:00中華通販で買ったバリキャップ 1SV149 を測定してみたAliExpressでバリキャップ 1SV149を15本買いました。 送料込みで1本あたり32円ほど。商品説明の画像はおそらく東芝製の本物ですが…届いたのはどうもそれとは違う物。正式なセカンドソース品か単なる偽物かは分かりませんが、マーキングやパッケージ形状が東芝製とは異なるように見えます。まあ、AliExpressに本物の半導体を期待するほうが間違っているので、ここまでは想定の範囲内です。これが本物の1SV149の代替として使えるかどうか知るために、逆電圧と容量の関係を調べることにします。バリキャップにDCバイアスをかけて容量を測定するために、下のような治具を作りました。ユニバーサル基板の切れ端に実装しました。こんなゴミのような基板のカケラも取っておくと時々役立ちます。LCRメータはDER EEのDE-5000です。ファンクションジェネレータ (YOKOGAWA FG110) を電源Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-4686728949934351973.post-68275586283294944032021-02-12T17:45:00.003+09:002021-02-12T17:47:04.868+09:00自作30dBアッテネータ チップ抵抗とFCZ基板の切れ端を使って30dBのアッテネータを作りました。100Ωと75Ωを使った約10dBのアッテネータを3つ重ねたものです。ありあわせの物で作ったので抵抗は2012と3216が混在しています。600MHzまではキレイな特性を示していますが、それより上は若干通り抜けてしまっている模様。特性改善のためシールドなどをいろいろ試しましたが、安定した結果が得られなかったのでやめました。GHz帯ともなると適当に作ったのではどうにもなりませんね。今の私の用途にはVHFまで使えれば十分なので、まあこれでいいでしょう(妥協の産物)Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-4686728949934351973.post-27167914470997469302021-02-12T00:30:00.007+09:002021-02-13T15:36:47.579+09:00BF998アンプ デュアルゲートFET BF998を使った50Ω入出力の狭帯域アンプ。ユニバーサル基板にガバガバ実装(よくない)ドレイン電流は10mA程度です。100Ωのソース抵抗を入れると3mA程度まで下がってしまいます。第2ゲートを電源電圧まで持ち上げたときの最大ゲインは約31dBで、3dBの帯域幅は2MHz程度です。第2ゲートをGNDに落とすとゲインは8dBデプレッション型なので、この回路では第2ゲートをGNDに落としても多少のゲインがあります。NXPのデータシートにあるように第1ゲートにもバイアスをかけておけば大分可変範囲が広がるでしょう。同調周波数での入力のSWRは1.4程度と良好です。IFアンプに使えそうです。Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-4686728949934351973.post-25830082452332729702021-02-07T02:57:00.008+09:002021-02-09T01:46:04.989+09:00BGA420を使った可変ゲインアンプ 秋月電子で扱いのある汎用広帯域アンプ BGA420 (Infineon) はDC3-5V動作で50Ω入出力と使いやすそうなICです。これにAGCをかけられたら受信機への採用に便利だなと思い、ゲインをうまく変化させられるか試してみました。データシートを見たところ中身はバイポーラトランジスタ1石(+バイアス回路等)のようだったので、入力端子の電圧を変化させてゲインの変化を見るのが良さそうです。まず、定数以外データシート通りの基本的な回路をユニバーサル基板の切れ端に組んで-40dBmの入力を与えました。200MHz程度までゲインはほぼ一定の23dB程度となりました。実装と部品定数の関係でこれより上はまともな特性が得られなかったので省略します。この基本回路では、BGA420の入力端子のDC電圧は0.89Vでした。次に、AGCを想定して入力端子に単純なバイアス回路を取り付け、入力端子Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-4686728949934351973.post-85829097736396682682021-02-04T22:09:00.004+09:002021-02-04T22:12:42.385+09:00SIGLENT SVA1015X スペクトラム&ベクトルネットワークアナライザを買った SIGLENTの正規販売代理店のアドウィンオンラインショップでSVA1015Xを買いました。175,780円、送料無料。SIGLENT TECHNOLOGIES社は深圳のメーカーで、某T.L.社など有名メーカーの測定器のOEMも手掛けているようです。今回購入したSVA1015XはTG付きのスペアナ(9 kHz - 1.5 GHz)にVNA機能も載せた欲張りセットの測定器です。在庫が無く中国から取り寄せてもらったため、注文から到着まで約1か月かかりました。二重の段ボール箱+大量の梱包材という丁寧な包装で届きました。付属品はソフトのCDと簡単な取扱説明書、電源ケーブル、USBケーブル。RIGOLのDS1054Zと同じくらいのサイズだと勝手に思っていたら一回り大きかったので置き場所に苦労しました。SVA1015Xのサイズは393 x 207 x 116.5 mm, 画面は10.1Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-4686728949934351973.post-5833939916050440952021-02-04T21:06:00.001+09:002021-02-04T21:06:03.924+09:00AliExpressで買ったアッテネータ AliExpressで10dBアッテネータを2つ買ってみました。1個あたり462円で送料無料。注文から約半月で届きました(これは早いほうです)。 あえて商品ページのURLは貼りませんが、検索すると同じようなものは沢山出てきます。公称スペックは 50 Ω, 耐入力 2 W, DC-6 GHzでSWR≦1.2ということになっています。コネクタは片方がSMA-P、もう片方はSMA-Jです。スペアナで実測したところ、測定上限の1.5 GHzまでは特に問題なく使えそうでした。まともなメーカーの製品の1/10以下という価格なので、これはお買い得でした。あとは耐久性がどうか…すぐ錆びるようなことがなければ良いのですが。Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-4686728949934351973.post-80571548647595671462020-12-16T01:31:00.009+09:002021-01-31T22:51:09.915+09:00ICF-5800 整備メモ ボロボロのSONY ICF-5800を入手したので少し手入れをしました。
FMは受信できましたが中波は不安定、各種スイッチとボリュームは接触不良がひどい状態です。ロッドアンテナのポップアップ機能も不動です。さらに、ひどい液漏れを起こした電池が電池ボックスに固着して取り出せません。
この機種は本格的に分解し始めるとかなり面倒そうなので、とりあえず以下の3点を中心にやっていきます。
清掃
スイッチ・ボリュームの接触不良解消
電解コンデンサと悪名高い2SC710の交換
背面の4本のネジを外すと背面パネルが外せます。ここで電池ボックスの全体があらわになり、電池の取り外しに成功。
ご覧の通り、この機種の基板にはソルダレジストがなく、基板上の全てのパターンが剥き出しです。部品交換にはかなり気をつかう必要がありそうですUnknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-4686728949934351973.post-6947663973445193632020-11-21T16:33:00.006+09:002020-11-22T02:36:00.801+09:00衛星電波時計 (GPS時計) の自作
原子時計を搭載した測位衛星 (GPS衛星など) からの電波を受信して時刻を補正するタイプの時計を作りました。
特徴
直径20 cm の黒い円形基板を文字盤として使い、針の代わりに外周のLED
132個で時・分・秒を示します。
時刻の設定は完全に衛星任せで、手動設定はできません。一度衛星からの信号を受信して時刻合わせができれば、その後全く受信できなくなってもマイコンの水晶を基準にクオーツ時計として動作します。
中央下部にある16x2のLCDに年月日・曜日・時刻・気温を表示します。基板の色に合わせて黒地に白文字のAQM1602Y-NLW-FBWを選んでみました。
LCDの上にあるフォトトランジスタで周囲の明るさを見て、LCDのバックライトと各LEDの明るさをPWMで調整します。周囲が暗いと時計の表示も自動で暗くなるので、寝室に置いUnknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-4686728949934351973.post-22569765025047437872020-11-12T00:17:00.003+09:002020-11-21T17:02:08.025+09:00中華プリント基板製造業者の個人的な評価と使い分け
自前設計のプリント基板を格安で少量製造してくれる業者は、アマチュアの電子工作オタクにとって大変ありがたい存在です。
この記事では、今までに使ったことのある4つのPCB製造業者について、私の評価と使い分け方をメモしておきます。特記の無い限り、10 cm x 10 cm以内 1.6 mm厚のFR4 両面基板5枚を想定した話です。
この記事の内容は私の経験と主観に基づいたものですから、鵜呑みにせずに適宜各社の公式サイトから最新の情報を入手してください。
PCBGOGO
webサイトや問い合わせが日本語に対応しているので、英語の苦手な人も安心して注文できる基板屋さんです。
支払前にデータチェックがあるのでミスを未然に防げる…と思いきや、ファイルが足りない等の致命的ミスがあっても平気でチェックを通ってしまうことがあります。なかなか製造が始まらなかったので問い合わせ、そこでUnknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-4686728949934351973.post-23898946043465919242020-11-02T02:32:00.006+09:002020-11-02T02:45:06.634+09:00BOOTHでオンラインショップを開設してみた
余った自作基板などの製作物を販売するため、BOOTHというサービスを使ってオンラインショップを開設してみました。
EFC TECH
https://jo4efc.booth.pm/
手はじめに「Arduino UNOに直接刺せるクリスマスツリー基板」なるものを出品してみたところ、さっそく購入してくださる方がいらっしゃり、ありがたい限りです。
今後も折を見て商品を追加していくつもりですので、よろしくお願いします。
Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-4686728949934351973.post-49000988523102023212020-10-01T15:43:00.007+09:002020-10-01T18:37:09.050+09:00自作ブッダマシーン
仏教音楽やお経を再生する装置、いわゆる「ブッダマシーン」… 主に中国で製造販売されているようですが、日本でもその独特な雰囲気に惹かれて買い求める人が少なくないとか。
参考記事:
念仏を唱え続ける機械「ブッダマシーン」の世界を一気に知る
(デイリーポータルZ)
なぜ今、ブッダマシーンを買うのか (ASCII.jp)
AliExpressでも下画像のように多種多様なブッダマシーンが販売されています。
しかし私は極力既製の電子機器を買わない主義です。ここはひとつブッダマシーンも自作できないかな?と調べてみると、なんとM-F344というブッダマシーン専用ICを発見したので早速Aliで注文してみました。
2個セットで200円、注文から約20日で到着しました。
約19 xUnknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-4686728949934351973.post-92224305475732842442020-09-29T03:22:00.009+09:002020-11-23T20:26:16.993+09:00Si4734 ポケットラジオの設計と製作 (2) 回路Si4734ポケットラジオの回路を見ていきます。
まず全回路図です(クリックで拡大)。
部分ごとに解説していきます。
電源
電源は860 mAhのリチウムポリマー (LiPo) 電池です。USB
microB端子から充電します。充電制御用のIC (U11) には秋月で扱いのあるMCP73831を使用し、充電電流は控えめに約200
mAとしました。電池の過充電・過放電・過電流保護のためDW01というICを使い、さらにリセッタブルヒューズでも過電流保護をしています。電池本体にも保護回路は入っているので本来外部の保護回路は無くても良いのですが、不安なので一応付けておきました。
電池とUSB電源の切り替え回路は前作ではスライドスイッチでしたが、今回はFET (Q6) とダイオード (D6) を使った自動切り替えになっています。USBからの給電が始まるとQ6がOFFにUnknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-4686728949934351973.post-24962403765983406732020-09-08T23:56:00.007+09:002020-11-23T20:25:59.523+09:00Si4734 ポケットラジオの設計と製作 (1) 概要
以前の記事で紹介したKT0915自作ラジオは、隠しレジスタを操作してもAMの音が歪みがち・感度もイマイチ…と性能に若干不満が残る状態でした。また、ケースの側板がないので持ち運びに注意を要するという欠点もありました。
そこで、今回は様々な市販ラジオに採用されていることで知られるSilicon
LabsのSi473xシリーズのDSPラジオICからSi4734を選び、気軽に持ち運べて市販製品に見劣りしない機能と性能を備えた小型ラジオを製作しました。
外見
ケースはプリント基板で製作し、ホゾでかみ合わせて固定しています。左下のEFCロゴがお気に入りです。
LCDは前作の8文字2行から16文字2行に変更し、表示できる情報量を増やしました。画面右下の
"6k" は帯域幅の表示です。
右側面には周波数Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-4686728949934351973.post-60348125316860858072020-07-14T17:23:00.005+09:002020-09-08T23:56:43.878+09:00電子負荷の設計と製作 (2) 回路前回の記事で紹介した自作電子負荷装置の回路について。
まずは全回路図を下に示します(クリックで拡大)。
小さめのケースを使ったせいもあり、中身はかなり雑然とした雰囲気です。秋月C基板(電源関連)1枚、秋月B基板(マイコン関連)1枚、C基板サイズの自作プリント基板1枚という構成になっています。簡単な説明は上の回路図中に書き込んでしまったのでもう何も足さなくていいかなと思ったのですが、せっかくなので部分ごとに解説していきます。
電源
12 Vの汎用ACアダプタを使います。内部の電源は5系統です。
・+12 V ①
ACアダプタから供給されたままの電源。ファンとリレーの駆動に使用。
・+12 V ②
+12 V①にコモンモードチョークを入れてノイズを抑えた系統。オペアンプ用。
・-12 V
+12 V
①から絶縁DC-DCコンバータで生成しコモンUnknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-4686728949934351973.post-23457466701537462972020-07-14T14:21:00.004+09:002020-09-08T23:58:56.406+09:00電子負荷の設計と製作 (1) 概要ちょっとした電子負荷を自作したので紹介します。
主な特徴
・最大40 V, 4 A
・定電流・定抵抗・外部入力の3モード
・過熱・過電流・過電圧保護回路内蔵
・温度制御ファン×2
・USB接続でPCにデータ送信可能
外観
ケースにタカチのYM-180を使ってコンパクトに仕上げ…たつもりでしたが、外付けヒートシンクとファンのせいであまりコンパクトには見えなくなってしまいました。
LCDの上に160 Wと書いてありますが、これは単に40 Vと4 Aをかけただけの値で、実際に160 Wの連続入力に耐えられるかどうかは怪しいところです。自宅には40 V, 4 Aを出力できる電源がないので試験できていません。背面・底面はこんな感じです(下図)。
Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-4686728949934351973.post-50146459542177391832020-06-30T13:38:00.033+09:002020-11-15T22:50:15.351+09:00海外通販の荷物トラッキング記録
私が利用した海外ネット通販の荷物の追跡記録です。単なる備忘録ですが、荷物が届かない・いつ届くか目安が知りたいといった場合に参考になるかもしれないので公開しておきます。配送業者ごとにフォーマットが違うのは仕様です(各業者のウェブサイトからコピペしているため)。
届け先は全て東京23区内です。
気が向いたら随時更新。
目次
・FedEx IP
・OCS
・DHL
・e邮宝 (ePacket)
・Chunghwa Post
・Yanwen
FedEx IP
Monday,8/17/2020
12:22pm
TOKYO JP
Delivered
Sunday,8/16/2020
4:19 Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-4686728949934351973.post-88325304066617134202020-06-13T11:10:00.002+09:002020-09-09T00:00:46.714+09:00KiCadで円弧配線やティアドロップを実現する方法(プラグイン)KiCadの弱点として、配線に曲線が使えないことやティアドロップが作れないことがたまに挙げられますが、実は両方ともプラグインの導入によって可能になります。
プラグインは下の方法で導入できます。ここでのKiCadのバージョンは 5.1.2,
OSはWindows 10 Proです。
1. 欲しいプラグインをダウンロードする
RFツール (円弧配線など)
https://github.com/easyw/RF-tools-KiCAD
ティアドロップ
https://github.com/NilujePerchut/kicad_scripts
Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-4686728949934351973.post-29403492024512936832020-06-04T10:47:00.009+09:002020-06-04T14:36:27.318+09:00Analog Discovery 2 を学割で買ってみたNational Instruments (Digilent) の多機能測定ツール、Analog Discovery 2 (以下AD2)
を買いました。
AD2はUSB接続の多機能な測定器で、オシロスコープ・スペクトラムアナライザ・ネットワークアナライザ・ロジックアナライザ・ファンクションジェネレータ・パターンジェネレータ・電源出力(±5Vまで)など、なんでもできる便利な製品です。DAC/ADCが100MS/sなので高周波をやりたい人には少し物足りないでしょうが、大抵のアマチュアには十分なスペックだと思います。
AD2の一般向けの定価は33,900円+税(秋月ではもう少し安い)ですが、メーカーの公式サイトから「学生向けオプション」を選んで購入すると1万円以上安くなります。
Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-4686728949934351973.post-34400765617169739222020-05-10T16:29:00.005+09:002020-09-09T00:02:07.292+09:00プッシュプル3端子レギュレータで作る異常なオーディオバッファアンプタイトルを見て何のことか分からなかった方も多いかと思います。
まずは下の回路図をご覧ください。
+5Vと-5Vの3端子レギュレータをプッシュプル構成にしてGND端子に音声信号を与え、出力端子でスピーカーを駆動するという異常なオーディオアンプです。
DC的には下図のような状態になっています。
この回路を実際に組んでスピーカーを鳴らしてみました。
プッシュプル接続した3端子レギュレータに音声信号を入れてスピーカーを鳴らしてみた(動画内の回路図見えるかな?)
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— JO4EFC/1 (@jo4efc)
May 7, 2020
高音質とは言い難いですが案外普通に鳴っていますね。
オシロスコープで無負荷時の出力波形を見たところ、少なくとも上は20kHzまではUnknownnoreply@blogger.com0