実は修理前の写真を撮り忘れていたのですが、症状はSLOPE TUNEがうまく動作しないことでした。数年前に無線機を床に落としたか何かを強くぶつけたかで部品(ボリューム)自体が曲がって壊れているのが原因と思われたので、簡単に直せるだろうとフタを開けました。
まずは下側のカバー、次いで上を外します。
前面を支えるネジを4本外すと首を垂れた状態になります。
ボリュームを外すために、ツマミを全部取りのぞいて前面パネルを外します。
ようやく問題の箇所に辿りつきました。下の画像の右下のボリュームだけ変な方向をむいてしまっているのがわかります。金属のパネルごと曲がっています…
とりあえず問題のボリュームを基板ごと外しました。基板には損傷はないようですが、ボリュームがちぎれかけています。
そこで、別のTS-850S(満身創痍で修理をあきらめた個体)から部品を拝借することにしました。上の写真の小さい基板ごと取りかえることにして、また同じ解体作業…
曲がったパネルはペンチでなんとか直し(といっても完璧にまっすぐには戻らないので、適当なところで妥協)、別の個体から摘出した部品を取り付けました。
仮組状態で試験してみると、バッチリです。
というわけで、カバーを再び閉めて修理完了です。
今回一番大変だったのは「前面の基板と本体の基板を繋ぐ多数のケーブルを間違えないよう慎重に繋げなおすこと」でした(^^;
何も難しいことはやってないとはいえ、自分で修理すると愛着がわきますね。
ときどき使いたいです。