National Instruments (Digilent) の多機能測定ツール、Analog Discovery 2 (以下AD2)
を買いました。
AD2はUSB接続の多機能な測定器で、オシロスコープ・スペクトラムアナライザ・ネットワークアナライザ・ロジックアナライザ・ファンクションジェネレータ・パターンジェネレータ・電源出力(±5Vまで)など、なんでもできる便利な製品です。DAC/ADCが100MS/sなので高周波をやりたい人には少し物足りないでしょうが、大抵のアマチュアには十分なスペックだと思います。
AD2の一般向けの定価は33,900円+税(秋月ではもう少し安い)ですが、
メーカーの公式サイトから「学生向けオプション」を選んで購入すると1万円以上安くなります。
実は私が学生でなくなる日も近いので、今のうちとばかりにこの特権を生かして注文します。
オプションのBNCアダプタも付けるかどうか若干迷いましたが、秋月で買うより高いことが判明したのでやめておき、AD2本体だけを購入。注文請書には、「海外工場からの出荷のため、出荷後4営業日ほどで納品」とありました。産地直送の新鮮な測定器が手に入りそうです。
学割注文には学生証のコピーか何かで学生であることを証明しないといけないのかなと思っていましたが、特にそういったことは要求されませんでした。私が注文に使ったメールアドレスが大学のもの(...ac.jp)だったからでしょうか。
さて、私のAD2は注文から4日後に近鉄エクスプレス(KWE)で発送され、さらにその6日後には無事に届きました。
丁寧な梱包を開けると、PP製のタッパーのようなものに入ったAD2一式が出てきました。
付属品はピン配置表、ピン名のシール、USBケーブル、ジャンパワイヤ、ピンヘッダ、フェライトコア(いわゆるパッチンコア)です。
このパッチンコアはUSBケーブル用かと思いましたがサイズが合わず、どうしてもはまりませんでした。
専用ソフト "WaveForms"
をメーカーwebサイトからダウンロードして、さっそく試してみました。
オシロ
スペアナ
インピーダンスアナライザ
ソフトの操作感は素直で良い感じです(使いこなせているとは言ってない)。
ただ、下画像のように付属品のバラバラケーブルで測定を行うのは精神的にも性能面でもあまりよろしくないので、そのうちBNCコネクタを付けるなど改善したいと思っています。公式アクセサリのBNCコネクタ拡張ボードはコネクタ配置が好みでないので、自作するしかなさそうです。
また何かおもしろい進展があったら書きます。今日は導入編ということで、とりあえずここまで。