2020年1月8日水曜日

1000円未満で始めるCPLD

トランジスタ技術 2019年12月号のFPGA特集に触発されてFPGA/CPLDを始めようと思ったのですが、調べてみると正規の書き込み機や開発ボードの高いこと…ちょっと遊ぶ程度に何万円も出せません。
そこで、Aliexpressでよくわからない激安品を買ってみることにしました。


Intel (旧 ALTERA) のMAX Ⅱというファミリーに属するEPM240の開発ボードがなんと約600円。古くて小規模なデバイスですが、私のような初心者にはじゅうぶんでしょう。
また、忘れてはいけないUSB Blaster (PCと開発ボードを繋ぐインターフェース) の互換品が約300円。正規品の100分の1程度の価格に不安を覚えながらこれもポチりました。
実はこの2つをセットで売っているショップもあったのですが少し割高だったため、極限の安さを求めて別々に購入しました。

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注文から待つこと17日、クリスマスイブに開発ボードが届きました。先人達のレビュー通り、基板がフラックスまみれであまりに汚かったため、エタノールで軽く掃除しておきました。


ハンダ不良が多いという話もレビューで見ていたためルーペで念入りにチェックしたところ、チップ全体が若干ずれていましたがぎりぎりセーフでした。

翌日にはUSB Blasterも到着。


到着が年明けになることも覚悟していましたが、なんとか2019年内に間に合いました。

さて、機材がそろったことだし早速ためしにLチカでもやってみるか、と開発ボードの電源を入れてみると、基板上のLEDが点滅しはじめました。どうやら最初からLチカのプログラムが書き込まれていたようです。
若干拍子抜けしましたが、元の状態と区別がつくように点滅周期を変えて自力でLチカのプログラムを書き込むことにも成功しました。

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私のような初心者がいきなりこんな怪しい商品に手を出すと正常動作しなかった際に原因の切り分けができず困ってしまうので、懐に余裕のある方はぜひまともな物を購入してください。今回はちゃんと動いてラッキーでした。
これを機に、2020年はFPGA/CPLDでもしっかり遊んでみたいと思っています。