薄暗い部屋に1人で座って待機と単純作業を繰り返すのが退屈なので音楽でも聞こうと思い立ちましたが、実験に使っているノートPC(私物)のスピーカーの音は最悪だし、イヤホン・ヘッドホンは周囲の音が聞こえず危険なので、スピーカーを自作して持っていくことにしました。
まず、今回のスピーカーの使用方法から満たすべき要件を考えてみます。
・実験室に持ち込む→省スペース→アンプ内蔵
・パソコンに繋いで使う→USB DAC内蔵
・「ながら聞き」に使用→音質はそこそこで良い
これらの要件と手持ちのパーツを突き合わせて考えた結果、8cmフルレンジユニットを使ったモノラルのアクティブスピーカーを作ることにしました。
完成したのがこちら(唐突)。
今回はユニットとエンクロージャーについて。
・ユニット
雑誌の付録だったFOSTEXのOMF800Pです。もちろん元々は2個セットだったのですが、だいぶ前に1個を事故で破壊してしまい残りの片方を持て余していたので、今回のモノラルスピーカー製作で活用できてちょうど良かったというわけです。
・エンクロージャー
15mm厚のMDFを使って作ったスリットバスレフ方式です。この方式は作るのが楽でいいですね。
板の購入と直線カットは東急ハンズ池袋店で、バッフルの円形カットや角のR加工、ユニット固定用の鬼目ナット埋込は自分で行いました。
ユニットをはめる穴をボール盤と自在錐で開けているところ
寸法は以下の通り(単位: mm)。
バッフル: 130 × 100
側板: 220 × 150
底板・天板: 100 × 150
バスレフポート: 100 × 120
吸音材は、コイズミ無線で一番安かったホワイトキューオン(10mm厚)です。側板をFクランプで留めた状態で何回か試聴した結果、底面・背面・右側面にこの吸音材を入れることにしました。フワフワした素材ですが、両面テープで案外しっかり固定できました。
板の接着にはごく普通の木工用ボンドを使っています。
次回はアンプとDAC部について。
アクティブスピーカーの自作 (2)
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