調べてみるとCDプレーヤー用のレーザーなどを使った強力なレーザーポインターを作っている人もいるようですが、今回は安全重視で市販のポインターと同等の1mW (JIS クラス2相当) のレーザーを用います。
小型化と軽量化のため、単3電池1本で動作させることにします。今回使用するレーザーモジュールは3-5Vの電源を必要とするので、昇圧回路を使います。
材料
全て秋葉原の秋月電子で購入できます。バラ売りしていない部品もあるので、1個だけ製作する際の価格は下の表より高くなることに注意してください。製作
フタ・スイッチ付き 単3x2本の電池ボックスに電池を1本だけ入れ、余った空間に昇圧回路とレーザーモジュールを組み込みます。
まず、下の画像のように電池ボックス内の端子を外します。電池ボックスの内蔵スイッチに取り付けられているバネ端子 (-極) はそのまま残しておきます。
赤い線が付いた+極用の端子を、外さず残しておいたバネ端子の向かい側にはめます。赤い線の向きが合わず付け直しました。
次に、端子が取り除かれ空きになった部分にレーザーモジュール用の穴を開けます。直径6mm程度です。
また、ユニバーサル基板をケースに入るサイズに切っておきます。厚さ1mm以下の基板ならカッターナイフで簡単に切れます。
さて、肝心の回路ですが、下図の通りごく簡単なものです。
乾電池1本の電圧 (1.5V) をHT7733Aで3.3Vに昇圧してレーザーモジュールに供給します。このレーザーモジュールは定電流回路を内蔵しているので、3.3Vを直接入力しても問題ありません。
昇圧回路の手前にタクトスイッチを設け、これを押している間だけレーザーが照射されるようにします。電池ケースに付いているスライドスイッチはタクトスイッチと直列に接続し、カバンやポケットの中で勝手にレーザーが出ないようにする安全装置として働きます。
昇圧回路の手前にタクトスイッチを設け、これを押している間だけレーザーが照射されるようにします。電池ケースに付いているスライドスイッチはタクトスイッチと直列に接続し、カバンやポケットの中で勝手にレーザーが出ないようにする安全装置として働きます。
この回路を先ほど切ったユニバーサル基板上に組んで電池ボックス内に固定したら完成です。レーザーモジュールはケースには固定されておらず、基板に付いているだけです。
基板固定用とタクトスイッチ用の穴をそれぞれ開ける必要があります。現物合わせで適当に作業したら位置がズレて、スイッチ用の穴が巨大になってしまいました。
ごく普通のレーザーポインターとして使えます。
レーザー光線を直視したり、人に向けたりしてはいけません。また、本記事の内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますので、ご了承ください。
0 件のコメント:
コメントを投稿