SDRソフトと言えばHDSDRやSDR#が有名ですが、今回はSDR-Jというソフトを試してみます。
このソフトに関してはweb上に日本語の情報がほぼ無いようなので、面倒ですが英文のwebサイトを読みながら使わなければいけません。
私が説明書を読み込めていなかったり勘違いしていたりという理由で、この記事には不正確な部分があるかもしれないという点をあらかじめご理解いただきたいと思います。
さて、SDR-JはWindowsとLinuxに対応したソフトで、RTL-SDRをはじめとして多くのSDRをサポートしています。今回はWindows上で使うことにして、私の環境を書いておきます。
[パソコン]
OS |
Windows 10 Home 64bit |
CPU |
Intel Core i7-4510U 2.00GHz |
メモリ |
8GB |
[SDR]
SDRplay
RTL-SDR(チューナーチップはFC1003)
SDR-Jの導入は簡単です。
このページの下の方にある"The Windows executables(Windows用の実行ファイル)"の項目にあるリンクをクリックしてzipファイルをダウンロードし、それを解凍すれば準備完了となります。リンクは2種類はってありますが、片方はDABとFM放送用、もう片方はSW用といったところです。
この2種類のzipファイルを解凍して見てみると、DAB Receiver, FM Receiver, WFM Receiver(SDRの機種ごとに分かれている), SW Receiver, そしてSpectrum Viewerといったソフトが入っていることが分かります。
まず、機種ごとに分かれていない方のFM Receiverの使いかたを見てみましょう。
sdr-j-fmreceiver-0.99.exe(0.99はバージョン名)を起動すると、下のようにウィンドウが2つ開きます。
後ろのウィンドウはとりあえず無視するとして、まず手前のウィンドウの1番の矢印の先のプルダウンメニューで使用機種を選びます。このソフトは最初からいろいろな機種に対応しているので便利です。
次に3番の矢印の先のメニューで、オーディオの出力先を選びます。上の画像中では文字化けしていますね。ここの選択を忘れると音が出ません。
そして、4番の矢印の先の"START"ボタンをクリックするとワイドFMの受信が始まります。上記の2機種で動作を確認しました。
周波数は中央のテンキーやその両脇の+-ボタンで変えられます。テンキーの上の"spectrumview"と書かれたプルダウンメニューの操作で、スペクトラムスコープとウォーターフォール表示を切り替えることができます。
また、2番の矢印の先のメニューではデコーダーの種類を選べます。私の環境ではfm4decoderが最良でした。
テンキーの左のバーはスケルチの設定です。
その他にも様々な設定ができるようになっていますが、まだあまりよく分かりません。
次回はSW Receiverや機種毎に分かれたWFM Receiverを使ってみます。
次回「SDR-Jを使ってみた(2)」はこちら。