愛宕神社の隣のごく地味な建物です。
なんと、先月末にリニューアルオープンしたばかりでした。
展示は主に2階と3階にあり、2階は主に放送内容に関する展示、3階は放送技術に関する展示だったように思います。
小さい博物館ながらも展示は充実しており、2階では最新鋭の8Kシアター、3階では1920年代のラジオの受信機や送信機、最初期の八木アンテナなどを見ることができてとても満足しました。現在のものと違い、ブームを使わず縄梯子の段の部分にエレメントを付けたような作りの八木アンテナはなかなか興味深かったです。
館内は撮影禁止だったため、ここで詳しく紹介できないのが残念です。
(余談ですが、NHKは最近8Kに力を入れているのでしょうか。先日行ったNHK番組技術展でも、8K関連のシステムや8K中継車を見ました。)
外に出ると、左手にいくつかアンテナが置いてありました。
これは、東京タワーに実際に設置されて50年以上も使われていたNHK総合・教育テレビ送信用のスーパーターンスタイルアンテナ。
こちらは、UHFのテレビ送信用の双ループアンテナ。
これはNHKの福井放送局で、NHK総合テレビの送信に使われていたスーパーターンスタイルアンテナ。上に載せた東京タワーのものより小ぶりです。これはアナログ時代の東京のNHKが1chと3chだったのに対し、福井のNHK総合は9chだった(=周波数がだいぶ高い)ためでしょう。
NHK放送博物館はあまり大きくはありませんが、アマチュア無線家の視点から見ても見応えじゅうぶんだと思います。入館は無料です。詳細情報はコチラ(外部リンク)。
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