2016年2月11日木曜日

SDR-Jを使ってみた(2)

前回に引き続き、SDR-Jを使ってみます。

今回は、SDR-Jが含むいくつかのソフトの内から、WFM Receiver を選びます。実行ファイルの名前はwfm-rpi-xxx-0.993.exe(xxxの部分はSDRの機種名)となります。今回はSDRplayを使うので、wfm-rpi-sdrplay-0.993.exeを立ち上げます。



ウィンドウがいくつか出てきますが、基本的には操作するのは上の画像中でアクティブになっているもの(fm-receiver)だけでいいはずです。

特に何も設定をいじらなくても、このウィンドウの左上のSTARTボタンをクリックするとWFMが受信できます。ただし、音質はお世辞にもいいとは言えません。

上段から順に、分かる範囲で解説を加えていきます。
STARTボタンのずっと右方にある"fm4decoder"と書かれたボタンをクリックすると、5つの異なったデコーダーから好きなものを選択できます。

2段目の左端、"Freq"をクリックすると別窓でテンキーが現れ、周波数を直接入力して移動できます。その隣の"FS"は現在の周波数をメモリーして名前を付けるためのボタンのようです。
更に右の方のf-とf+は周波数移動、fc-とfc+はスキャンです。

3段目右のスライダーはスケルチです。
4段目の"no rds"と書いてあるところをクリックするとRDS(FM放送とセットになったちょっとした文字放送)をオンにすることができるようですが、日本ではRDSの放送は行われていないので特に使いみちは無さそうです。
その右の"stereo"は文字通りステレオ・モノラルの切り替えで、更に右の"50"はデエンファシスの設定、"12000"はオーディオのローパスフィルターの設定です。

最下段の一番右の数字が周波数(kHz表示)ですが、その左の3つの数字の意味がよくわかりません…

前回からこのSDR-Jについてがんばって書きましたが、はっきり言ってこのソフトは非常に使いにくいですし、使いにくさを補って余りあるほどの長所も今のところ見当たりません。
スクリーンショットをご覧になればお分かりいただける通り、何の説明もなく数字が並んでいたりしますから、マニュアルを熟読しなければ何もできません。また、私の設定が悪いのかもしれませんが、各種の性能もHDSDRやSDRsharpの方が良い気がします。
というわけで、この記事を書いていて途中からこのソフトをレビューする意味を見失ってしまい若干辛かったです。今後はおとなしくHDSDRとSDRsharpを使うことにします。


※まだSW-Receiverをレビューしていませんが、これは不安定ですぐ落ちてしまうのでレビューできません。ですので、これにて「SDR-Jを使ってみた」は終了します。


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