2018年4月3日火曜日

オーディオ用プリアンプの製作 (5) ケース加工&完成

もともとプリアンプのケースにはタカチのYM-250を使うつもりだったのですが、別筐体で作る予定だったヘッドホンアンプを内蔵することにしたのでより大きなケースが必要になり、YM-350に変更しました。秋葉原のエスエス無線にて購入。

できるだけ現物合わせをしながら慎重に加工していくだけですが、工夫したポイントだけいくつか紹介します。

まずはヘッドホンアンプ用の放熱穴。

ユニバーサル基板の穴をガイドとすればきれいに穴を並べることができます。これは、以前の工作で失敗した時にツイッターのフォロワーさんから教えていただいた方法です。
空気の通り道を意識して、放熱穴はケースの上面と底面の両方に用意しました。

次にLEDの取り付け方。
ブラケットLEDはあまり好きではないので、LEDの大きさにピッタリ合う穴をケースに開けて直接取り付けます。接着剤でLEDを固定しようと試みましたが強度不足だったので、ひと工夫。

基板の切れ端をロータリースイッチとケースの間に挟み込み、その基板にLEDを取り付けました。
余談ですが、最近のLEDは明るいのでパイロットランプとして使う場合の電流はごく小さくて済みます。今回使ったのはOptoSupplyのOSY5JA3Z74Aという品種で、5V電源に20kΩの電流制限抵抗をつけて電流を0.15mA程度に抑えていますが明るい室内でもじゅうぶん視認できます。


さらに、電源トランスの取り付け方にもひと手間かけました。
このアンプにはプリアンプ用・ヘッドホンアンプ用・制御用の3つのトランスを搭載しますが、これらを板が薄いYM-350に直接取り付けるとケースがトランスの重さで歪みがちになってしまいます。そこで、部屋に転がっていた適当なケース(多分LEAD社のもの。底板がないタイプ)を利用して補強してみました。


トランスの下は板が二重になり、ケースを手に持っても歪みをあまり感じなくなりました。側板を一部残しているので、静電シールド的な効果も期待できるかもしれません。
またまた余談ですが、ヒューズはトランスひとつごとに1本取りつけましょう。ヒューズを全体で1つにまとめてしまうと、回路の一部が故障した時にヒューズが切れない可能性が高くなります。

さて第1回の記事で作ったアッテネータの取り付けですが、高インピーダンスのラインをケース内であまり引き回したくないので、軸をアクリル製の棒で延長して配線が短くなるようにしてみました。

アッテネータを直接固定するL字のアルミ板には、上記のトランス補強用ケースから切り出したものを無駄なく使用。シャフト延長用のアダプタと軸受けはエスエス無線で購入しました。

ケース内部はこんな感じになりました。
入力はRCA2系統とXLR1系統、出力はRCAとXLR1系統ずつです。
画像右下の空きスペースはヘッドホンアンプ用ですが、まだ作っていない(というか、実は1つ作ったが音に納得できなかった)ので載せていません。XLRコネクタの配線もできていません(汗)
調子に乗ってフルバランスのアンプにしたものの、実はバランス入力のパワーアンプを持っていないことは秘密です。


ネットワークプレーヤーの上に仮置きして聞いてみました。
機器構成は以下の通りです。普段はネットワークオーディオなのですが、先日NASが故障し代替品がまだ届いていないため、二線級のPCオーディオシステムで試聴しました。


癖を出すような要素が少ないアンプなので、予想通り素直な音でした。
解像度や立体感は、プリメインアンプのボリュームを通していた頃と比べると圧倒的に向上しています。このランクのシステムとしては上出来なのではないかと思います。
無音時のノイズはツイーターに耳を当ててやっと聞こえる程度で、まったく問題ありません。

使い勝手も悪くないようです。アッテネータを回した時の音量変化は自然で、アナログボリュームと比べて不便になったという印象はありません。入出力のセレクタも、LED付きで状態を把握しやすくて良い感じです。
今後しばらく使ってみるとブラッシュアップすべき点も出てくるかもしれませんが、一旦ここで完成とします。

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